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【原子力】

安全確保を前提に適正な原子力発電開発 発改委副主任が表明 (14/09/22)
2014/9/22
中国【原子力】

 国務院新聞弁公室が9月19日に開催したプレス発表会において、発展改革委員会の解振華副主任は《中国気候変動対応規画(2014〜2020)》について解説した。

 「エネルギーと低炭素は複雑な問題である。中国はなお石炭を使用しなければならないが、その最大の問題は何か」という記者の質問に対し、解振華副主任は次のように表明した。

 エネルギーをめぐる最大の問題はやはりエネルギー構造を速やかに調整することだが、構造調整に当たって非常に多くの困難に直面するに違いない。例えば原子力発電開発には安全性の問題があり、外国ではこの点をめぐって大きな論争があるが、中国はやはり、安全確保を前提に適正な原子力発電開発を進めることを決意している。水力発電には住民の移転や生態系の問題があり、再生可能エネルギーを発展させるにも生態系の問題を解決して、適正に処理しなければならない。風力発電や太陽光発電を発展させる上でも電力グリッドの改修問題があり、技術協力、技術譲渡、技術開発といった問題もある。そのため、エネルギー問題をめぐってはエネルギー分野の生産と消費革命を提唱する。この分野において真の意味で技術革新に取り組み、技術革新と技術革命によってエネルギー開発において遭遇する現実の困難や問題を解決しなければならない。

 (中国電力新聞網 9月22日)