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【石油・天然ガス】

「シェールガス特区」建設構想が浮上 (14/09/29)
2014/9/30
中国【石油・天然ガス】

 国土資源部鉱産資源埋蔵量評価センターの張大偉主任は9月26日の「2014年中国エネルギー構想対話」において、「シェールガス特区」計画案を提示した。四川盆地及び周縁部の約45万平方キロの範囲にシェールガス特区を建設するという構想である。探鉱面積は約34万平方キロになる。国務院が中心になってシェールガス特区の協調の仕組みを確立し、シェールガス特区工作方案を策定し、所在地にシェールガス特区管理委員会を設置し、鉱区の開放、政策支援、金融支援、政府の監督管理など10の側面で総合実験を展開するというもの。2020年にはシェールガス確認埋蔵量10兆m3、可採埋蔵量3兆m3、シェールガス生産量1,000億m3の目標を達成し、中国の国情に適したシェールガス政策や技術体系を形成する。張大偉主任は、シェールガス特区計画案はさらに修正を加えた上で関係部門に提出すると表明した。

 また、張主任によると、第3回シェールガス探鉱権入札の準備はすでに始まっており、国土資源部はすでに競争入札案を策定し、対象鉱区を選定したとのことである。準備作業が完了次第、シェールガス探鉱権の競争入札を適時執行することになる。

 (中国証券報 9月29日)