国家能源局新・再生可能エネルギー処の李鵬処長は新エネルギーの各分野の第13次5ヵ年規画が目下起草中であることを明らかにした。現在一般に「代替エネルギー」と見なされている風力発電は、未来のエネルギー構造調整を支える3本柱に昇格することになる。李鵬処長によると、当面の中国の風力発電産業の全体的状況に鑑み、今後は「三北地区（華北・西北・東北）」の大型風力発電基地からの送電能力を掘り起こし、陸上の中低風速資源エリアで風力発電事業開発を進めるとともに、業界の注目を集める洋上風力発電の今後の発展方針については「積極穏健」に変更する。

　さらに、李鵬処長は、風力発電産業には今なお計画の不備や系統連系の阻害などの問題があると指摘した上で、第13次5ヵ年規画期の政策は産業のボトルネック解消をめぐって一連の体制と仕組みを完備すると表明した。

　（中国証券報 10月24日）