中国は分散型太陽光発電システムの発展に注力するため、地上太陽光発電所事業の許認可のペースを下げる意向である。そのため、2014年の新規太陽光発電設備容量を1,400万kWにするという目標は達成が難しくなる。一方、日本は中国を抜いて新規太陽光発電設備規模で世界最大になる見込みである。

　国家気候変動対応戦略研究国際協力センターの李俊峰主任によると、国家能源局は2014年の新規太陽光発電設備容量を1,400万kWとする目標を策定したが、うち地上太陽光発電所は600万kW、分散型太陽光発電所が800万kWである。今年1〜9月に系統連系を行った新規太陽光発電設備は379万kW、通年でも1,000万kWを超えることはないと予想される。ブルームバーグの予測では、2014年の日本の新規太陽光発電設備容量は1,030〜1,190万kWになる。

　2013年の第4四半期の中国の新規太陽光発電設備容量は890万kW、通年の70％を占めることになる。2013年末時点の全国系統連系太陽光発電設備容量は累計1,942万kWであったが、2015年には3,500万kWとする計画である。全国の発電設備に占める太陽光発電設備の比率は現在2％であり、4年前の25倍になる。

　（商務部HP 12月1日）