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【新エネルギー】

中国の再生可能エネルギー発電設備は世界の24% (14/12/11)
2014/12/19
中国【新エネルギー】

 12月9日、国連気候変動リマ会議において中国政府代表団長を務める解振華国家発展改革委員会副主任は国別発言を行い、中国の再生可能エネルギー発電設備容量は世界の24%を占めていると指摘した。また、1990〜2010年の中国の累計省エネ量は世界の58%を占めたとのこと。中国は省エネ・排出削減目標を達成するため、一連の強力かつ効果的な政策措置を取っている。

 解振華副主任によると、中国は確定済みの2020年までの気候変動対応行動目標を達成するため、一連の強力かつ効果的な政策措置を取っており、すでに顕著な成果を上げている。2013年には単位GDP当たりのCO2排出は2005年比で28.5%下がった。これはCO2排出を約25億トン削減したに等しい。中国の再生可能エネルギー発電設備は現在世界の24%を占めている。中国は2020年に炭素強度を40〜45%削減する目標に向け努力する。第12次5ヵ年規画期には2.8億tCのCO2削減を実現する。

 解振華副主任は発言において次のように建議した。先進諸国は指導力を発揮して、2020年以降の排出削減目標、資金拠出や技術譲渡等の貢献を可及的速やかに提示すべきである。リマ会議は先進諸国に対して、議定書第二承諾期間及び締約期間における排出削減指標の再審査手続きを実施に移し、先進諸国が2020年までの排出削減指標を25〜40%に引き上げ、2020年の年間1,000億ドルの資金目標と技術譲渡の面で公約を確実に実現できるようにすべきである。

(中国電力報 12月11日)