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【新エネルギー】

全国洋上風力発電開発建設方案が公布 44件の対象事業のうち江蘇省が最大規模 (14/12/15)
2014/12/24
中国【新エネルギー】

 国家能源局は《全国洋上風力発電開発建設方案(2014〜2016年)》を公布し、総設備容量合計1,053万kWに上る44件の洋上風力発電事業を今回の開発建設方案に盛り込んだ。中国風力協会の秦海岩事務局長によると、この開発建設方案は事業と規模を明確にするとともに、1,000万kWの事業の実践を通して、中国の洋上風力発電開発管理システムを逐次確立、完備することになる。同時に設備の製造と施工能力も絶えず強化し、第13次5ヵ年規画期及びそれ以降における中国の洋上風力発電の健全で速やかな発展のため、基礎を固める。

 今回公布された方案に掲げられた44件の事業はいずれも許認可計画に盛り込まれ、有効期間(2年間)内に許認可を行わなければならない。方案に添付された事業リストによると、44件の洋上風力発電開発事業は天津、河北、遼寧、江蘇、浙江、福建、広東、海南の各省に配置され、その中で江蘇省の開発規模が最も大きく、348.97万kWになる。

 中国風力協会の統計によると、2013年末時点で中国の完成済み洋上風力発電設備容量は42.86万kW、全国の風力発電設備総容量のわずか0.5%でしかない。うち近海事業が12.81万kWになる。

(中国証券網 12月15日)