1. HOME
  2. 中国 【新エネルギー】

中国
【新エネルギー】

太陽光発電が中国の今後2年間の新エネルギー産業をリード (14/12/30)
2015/1/8
中国【新エネルギー】

 中国社会科学院は12月29日、《産業青書:中国産業競争力報告(2014年)》を発表し、今後2年間における新エネルギー産業発展の4大動向を提示した。

 (1) 太陽光発電産業が引き続き新エネルギー産業をリードする。2014〜2016年の世界の太陽光発電新規設備の伸び率は引き続き30%以上を維持することになる。

 (2) 風力発電の新規設備は安定的に増加する。2014〜2016年の世界の風力発電新規設備の伸び率は年10%以上を維持することになる。中国の風力発電新規設備も安定的に増加し、収益能力は大幅に向上する。風力発電産業は健全な発展を遂げると期待される。

 (3) 新エネルギーのコスト引き下げが続く。

 (4) 新エネルギー産業の調整が進展し、企業のM&Aが激化する。世界の新エネルギー産業は生産能力過剰であり、そのため2015年までに少なくとも200社の新エネルギー企業が倒産するかもしくは吸収合併される。その中で大多数を占めるのがソーラーパネルメーカーである。中国は総合的な措置を採って太陽光発電企業の合併再編を整然と展開するよう計画しており、太陽光発電産業の集中度と中核競争力が高まることになる。

 なお、今回発表された青書は今後2年間において成長が最も速い新興産業として、エコロジー産業、新エネルギー産業、生命科学産業、電気自動車産業を挙げている。

 (中国証券網 12月30日)