内蒙古炭鉱安全監察局のウェブサイトによると、2014年の内蒙古自治区の原炭生産量は9億808万トン、前年比1億2,222万トン、11.9％の減少になり、山西省が内蒙古を抜いて、5年ぶりに石炭生産量第1位に返り咲いた。

　山西省の2014年1〜11月の石炭生産量は8億9,069.6万トン、内蒙古の通年の生産量に比べわずか1,800万トン少ないだけであり、通年の生産量で内蒙古を越えるのは確実である。内蒙古の生産量が山西省を抜いた2009年以来5年ぶりに山西省が石炭生産第1位になる。

　山西省の2014年の石炭生産量は前年比でやや増加することになる。特に原料炭生産の伸び率が顕著であった。山西省の2014年1〜11月の石炭生産量は8億9,069.6万トン、前年同期に比べ2,201.18万トン、2.47％の増加になり、特に11月の山西省の原料炭生産量は793.7万トン、前年同月比20.02％の増加となった。

　「石炭市場の低迷が続き、内蒙古地区の中小炭鉱の生産停止や減産が深刻だ。郷鎮炭鉱の生産量は1億6,573万トン減り、減少幅は74.2％になった。また、2014年9月からの生産制限政策も内蒙古地区の石炭生産量に一定の影響を及ぼした」と石炭業界の専門家は指摘する。

　2014年の内蒙古自治区の原炭生産量は9億808万トン、前の年に比べ1億2,222万トン、11.9％の減少になった。うち国有重点炭鉱の生産量は8億1,685万トンで、8,125万トン、11.0％の増加になったが、国有地方炭鉱の生産量は3,372万トンで、3,774万トン減少した。郷鎮炭鉱の生産量は5,751万トンに止まり、1億6,573万トン、74.2%の減産になった。

　
　 (大智慧財経 1月9日)