国家能源局、環境保護部並びに工業情報化部は《石炭の安全・低公害開発並びにクリーン・高効率利用の促進に関する意見書》を公布した。2020年には石炭産業の生産力水準を大幅に向上させ、適正で合理的な石炭資源開発を進めることになる。また、石炭のクリーンで高効率の利用水準を顕著に向上させ、石炭火力発電技術と単位当たりの発電用石炭消費で世界先進レベルに達するようにする。

　石炭化学工業については、今回の意見書は石炭の加工・転換の水準を適正に高めることを打ち出している。石炭について、これまでの単純な燃料から、今後は燃料であるとともに原料としても重視するよう転換する。節水・環境保護・高効率を原則として、引き続き石炭のコークス化、ガス化、液化、SNG、CTO(コール・トゥ・オレフィン)等のキーテクノロジーの重点研究と実証を推進し、石炭の総合利用効率を高める。システムのエネルギー消費、資源消費や汚染物の排出を低減させて、クリーン生産を実現する。現代的石炭化学工業の適正な発展を進め、2020年には現代的石炭化学工業の産業化実証事業において段階的な成果を上げ、より一層完備された独自技術と装備体系を形成して、ハイレベルの実証を展開する上で基礎を固める。特に低品位炭の等級別品質向上のコアテクノロジーで打開を遂げ、100万トンクラスの実証応用を実現する。

　（中化新網 1月14日）