中国煤炭工業協会のデータによると、2014年の重点発電企業の石炭消費は12.4億トン、前年比7.5％減になり、2014年の通年の全国石炭消費量はマイナス成長になると予想される。

　中国煤炭工業協会が発表した統計によると、2014年1〜11月の全国石炭消費量は37.5億トン、前年同期比2.1％減少し、減少率は1〜10月期に比べ0.6ポイント上昇した。うち電力事業の石炭消費が17.7億トン、前年同期比3％減、鉄鋼業が5.7億トン、1.5％減、建材工業が5.2億トン、0.2％減、化学工業が2.1億トン、10％増になった。通年の重点発電企業の石炭消費は12.4億トン、7.5％減であり、2014年の石炭消費量はマイナスになる公算である。

　中国煤炭工業協会の分析によると、2014年の石炭消費が前年比マイナスになる主な原因として、経済成長の鈍化、主要石炭消費製品の生産量の伸び率の低下やエネルギー構造調整などが挙げられる。国家能源局の発表によると、2014年の電力使用量は5兆5,233億kWhで前年比の伸び率はわずか3.8％に止まり、10年来の最低を記録した。

　（新華網 1月19日）