中国石油天然ガス(CNPC)経済技術研究院の孫賢勝院長は1月19日、第9回「北極フロンティア（Arctic Frontiers）」会議において、CNPCは北極の石油・天然ガス資源開発協力に参加する意思と能力を有していると表明した。

　孫賢勝院長は、北極石油・天然ガス資源の探査開発は国際協力を必要とし、CNPCは自社の優越性を生かして参加することが出来ると述べ、中国政府は企業の「走出去」（対外進出）を奨励し、中国企業が海外で経済協力を展開する上で堅固なマクロ政策環境を構築しているとし、北極の共同開発に参加することも中国の対外協力強化の重要な一環であると指摘した。

　米国地質探査局の見積もりによると、世界の未開発の石油・天然ガス資源のうち22％が北極地区に賦存している。

　第9回「北極フロンティア」会議は1月18日にノルウェーのTromsoで開かれ、政府関係者、専門家や財界人が北極問題をめぐって交流を展開した。今年の議題は「気候とエネルギー」であった。

　（新華網 1月20日）