国家統計局が1月20日に発表した最新統計によると、2014年の全国の石炭採掘・選炭業の固定資産投資は4,682億元、前年比9.5％減になり、減少幅は2013年の2％に比べさらに大きなものになった。これは石炭の生産能力過剰と需要の軟調が投資の不景気をもたらしたことを反映している。また、石炭産業への昨年の民間投資は2,598億元、前年比10.9％減になり、石炭産業総投資額に占める比率は55％であった。

　石炭産業の「黄金の10年」の終了、国内の石炭の供給過剰や価格の持続的な下落に伴って、多くの企業が投資を減らした。昨年は中国の石炭企業の70％が赤字状態に陥り、多くの企業は生産停止や減産を余儀なくされた。

　なお、2014年の全国の採鉱業の固定資産投資は1兆4,681億元、前年比0.7％の微増に止まったが、石油・天然ガス採掘業の投資額は4,023億元に達し、前年比6.1％増になった。

　（新浪財経 1月21日）