3月6日、国家発展改革委員会の連維良副主任は石炭産業苦境脱却工作第25回連席会議を開き、短期的な重点対策を部署するとともに違法な生産能力建設と違法生産への対策について討議と改正を進めた。

　同会議が示した認識によると、石炭産業の苦境脱却は厳しい情勢に直面しており、経済下振れ圧力の拡大、需要不足や生産能力過剰などの要因で、石炭の供給過剰問題は依然深刻であり、市場価格にはさらなる下落傾向が再び生じている。石炭価格の下落が続けば、産業の発展と企業の経営に深刻な影響が及ぶことになる。

　こうした当面の苦境を好転させるためには、法に基づいて生産量を制限して需給関係を改善しなければならない。「4つの厳正管理」、すなわち、違法な建設と生産に対する厳正な管理、生産能力をオーバーする生産に対する厳正な管理、安全性に欠ける生産に対する厳正な管理、劣悪な石炭の生産と使用に対する厳正な管理に重点的に取り組むことになった。

　上述の目標を達成するため、発展改革委員会は、短期的には関連政策文書の改正と通達に取り組むこと、違法な炭鉱建設と能力をオーバーする生産が目に余る地区に対して「約談」（一種の行政指導）を行うこと、炭鉱の違法建設と違法生産の状況について審査を展開すること、安定的な炭鉱生産能力の登記、査定、公告及び問責制度を整備すること、炭鉱の建設と生産分野の違法行為に対する協調的な懲戒の仕組みを適用することを打ち出した。

　（中国煤炭資源網 3月13日）