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【石油・天然ガス】

上海石油天然ガス取引センターが4月に正式稼動の見込み (15/03/13)
2015/3/18
中国【石油・天然ガス】

 上海石油天然ガス取引センター有限公司は工商登記が先日完了し、陸家嘴金融貿易区に正式に設立された。

 上海市政府が上海石油天然ガス取引センターの開設を承認してから2ヵ月、同センターを運営する上海石油天然ガス取引センター有限公司が正式に設立され、センターの管理の枠組みが構築されつつある。センターは4月に正式運営を開始する見通しである。

 上海石油天然ガス取引センターは国家発展改革委員会と新華社の戦略協力協定に基づいて設けられる取引プラットフォームであり、先物市場とは異なるスポット取引市場になる。同センターは国家発展改革委員会、国家能源局及びスポット取引市場管理部門の指導と監督を受ける。将来的に石油と天然ガスの取引、引き渡し、決済のプラットフォーム並びにネットワークサービスシステムを構築し、最終的にはアジア地区の石油・天然ガスの取引と価格決定のセンターとする。なお、取引センターの構築は国家エネルギー戦略の重要な一部であり、中国のエネルギー改革が重要な一歩を踏み出したことを示すものでもある。

 また、上海市政府も承認文書の中で、上海石油天然ガス取引センターが国際影響力を備える石油と天然ガスの取引センターとして建設されるよう積極的に支援することを明確に表明している。

 上海石油天然ガス取引センター有限公司の資本金は10億元、出資比率は新華社中融投資有限公司が33%、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)、中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)、中海油気電集団有限責任公司が各10%、残りを新奥燃気発展有限公司と申能集団有限公司が出資する。

 (匯通網 3月13日)