陝西省政府への取材から、神華楡林循環経済石炭総合利用プロジェクトが国家発展改革委員会から正式承認されていたことが分かった。

　同プロジェクトは国の計画に基づく重要石炭深加工実証プロジェクトである。総投資額1,216億元、1,300万トンの炭鉱、70万kWのコージェネレーションユニット及び23基の化学プラントを建設し、石炭を原料とする石炭ガス化、メタノール合成、メタノール由来オレフィン、オレフィン派生物等の生産工程を進め、化学製品年産218.65万トンとする。

　陝西省発展改革委員会によると、同事業は優れた経済収益性と社会収益性を備え、中国の石炭のクリーンで効率的な利用の推進、資源総合利用率の向上、石炭化学工業のクリーン生産水準の向上などの面で重要な意義を備える。

　神華ダウ楡林循環経済石炭総合利用事業は2005年に計画と実証が開始され、世界最大の石炭化学一貫事業と称される。昨年6月、環境保護部の環境アセスメントにパスしていた。

　（中国証券網 3月26日）