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【新エネルギー】

中国風力発電企業が「一帯一路」戦略に乗じて「走出去」を図る (15/05/11)
2015/5/18
中国【新エネルギー】

 中国の新エネルギー企業はいかにしてうまく「走出去」(対外進出)を進めかについて、国のエネルギー部門の指導者は、風力発電も含む新エネルギー企業は自らの競争力を高めると同時に、「走出去」に取り組み、国際市場に中国新エネルギー企業の能力と実力を認めさせ、国際競争に参加することで自らの不足を認識し、自らの発展をより良く促進しなければならないとの考えを示している。

 北京で開かれた新エネルギー産業国際発展工作座談会に出席した華鋭風電科技集団の徐東福総裁は、国内市場の開拓に力を入れるだけでなく、海外市場の開拓も極めて重視していると表明した。同社はすでに180台の風力発電機をトルコ、イタリア、スイス、スウェーデン、ブラジル、南アフリカ等へ輸出しており、その容量は300MWに達している。特に「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)戦略構想の下で、華鋭風電も含む新エネルギー企業の国際市場進出に絶好の機会がもたらされている。

 華鋭風電の幹部によると、「一帯一路」エリアは経済成長のポテンシャルが高い地区であり、エネルギー需要は膨大である。風力発電は技術進歩に伴って競争力を備えるようになり、燃料価格変動に影響されず、価格は安定し、環境保護性に優れる。風力発電は「一帯一路」沿線地区にクリーンで持続的で安全なエネルギーをもたらすことが出来る。華鋭風電は将来を見据えた戦略配置として、「一帯一路」の重要な国であるトルコに着目し、トルコUSAK州のUSAK風力発電事業とYALOVA州のYALOVA風力発電事業の建設に参加している。華鋭風電は国際市場の開拓と「一帯一路」のビジネスチャンスにおいてすでに基盤を固めている。

 (中国能源網 5月11日)