国務院の承認を得て、中国電力投資集団公司（中電投）と国家核電技術有限公司（国家核電）の合併により「国家電力投資集団公司」（国電投）が成立した。5月29日、中電投と国家核電が同時発表した。

　関係者の分析によると、合併により成立する国電投は原子力発電分野で極めて強い競争力を備えることになる。国電投は間もなく正式に旗揚げし、上場も計画中である。

　国電投の董事長(会長)には国家核電董事長の王炳華が、総経理には中電投副総経理の孟振平が就任すると発表された。

　両社の合併後、原子力発電事業については単独で子会社を設け、その他の在来型電力事業については統合する。

　国電投の誕生により、中国の原子力発電は天下三分の局面が形成される。国電投は火力発電、水力発電、原子力発電、新エネルギーなど複数の分野にまたがるエネルギーメジャーになる。

　（中国証券網 6月1日）