中国税関総署が6月23日に発表した統計によると、今年5月に中国がオーストラリアから輸入した石炭は489万トン、前年同月比37.6%減になった。 BBCの6月23日付報道によると、夏季の電力需要増に伴い石炭輸入量が増加するとの予想ははずれ、オーストラリアからの輸入量は4月期に比べても25.9%減少した。 オーストラリアは中国にとって最大の石炭輸入先であり、今年1〜5月の輸入量は2,744万トン、前年同期比27.5%減になった。 一方、北朝鮮の対中石炭輸出は大幅に増加し、北朝鮮はロシアに代わり中国の石炭輸入先第3位に浮上した。 北朝鮮の5月期の中国への石炭輸出は182万トン、前年同月比38.17%増になった。今年1〜5月の対中石炭輸出は755万トン、前年同期比24.8%増になる。 なお、中国の5月期の石炭総輸入量は1,070万トン、前年同月比43.3%減少した。1〜5月の石炭総輸入量は6,241万トン、前年同期比39.8%減になった。 報道によると、中国政府の大気汚染対策措置が石炭輸入に影響したというのが大方の見方である。 中国政府は低品位の石炭輸入に厳しい制限措置を適用して、税関の検査時間が長引き、そのため一部輸出企業は仕向け先を中国以外の市場に変えることになった。 また、中国南部の発電所は国内の輸送難や高い輸送費に対応するため夏季に海外からの石炭調達を増やすのが通例であったが、今では価格差は存在せず、火力発電所も水力発電所との競争にさらされている。 また、アナリストによると、中国の経済成長が減速し、建設業や重工業の比率が下がったため、中国のエネルギー消費の伸び率も大幅に下がっている。 同時に中国は多くの原子力発電所や水力発電所の建設を進めている。 さらに、中国は汚染度の高い石炭消費を引き下げるため、化石燃料の中でも天然ガスのシェアを増やしつつある。 (参考消息網 6月24日)
中国税関総署が6月23日に発表した統計によると、今年5月に中国がオーストラリアから輸入した石炭は489万トン、前年同月比37.6%減になった。
BBCの6月23日付報道によると、夏季の電力需要増に伴い石炭輸入量が増加するとの予想ははずれ、オーストラリアからの輸入量は4月期に比べても25.9%減少した。
オーストラリアは中国にとって最大の石炭輸入先であり、今年1〜5月の輸入量は2,744万トン、前年同期比27.5%減になった。
一方、北朝鮮の対中石炭輸出は大幅に増加し、北朝鮮はロシアに代わり中国の石炭輸入先第3位に浮上した。
北朝鮮の5月期の中国への石炭輸出は182万トン、前年同月比38.17%増になった。今年1〜5月の対中石炭輸出は755万トン、前年同期比24.8%増になる。
なお、中国の5月期の石炭総輸入量は1,070万トン、前年同月比43.3%減少した。1〜5月の石炭総輸入量は6,241万トン、前年同期比39.8%減になった。
報道によると、中国政府の大気汚染対策措置が石炭輸入に影響したというのが大方の見方である。
中国政府は低品位の石炭輸入に厳しい制限措置を適用して、税関の検査時間が長引き、そのため一部輸出企業は仕向け先を中国以外の市場に変えることになった。
また、中国南部の発電所は国内の輸送難や高い輸送費に対応するため夏季に海外からの石炭調達を増やすのが通例であったが、今では価格差は存在せず、火力発電所も水力発電所との競争にさらされている。
また、アナリストによると、中国の経済成長が減速し、建設業や重工業の比率が下がったため、中国のエネルギー消費の伸び率も大幅に下がっている。
同時に中国は多くの原子力発電所や水力発電所の建設を進めている。
さらに、中国は汚染度の高い石炭消費を引き下げるため、化石燃料の中でも天然ガスのシェアを増やしつつある。
(参考消息網 6月24日)