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【石炭】

CNOOCと淮南鉱業集団が安徽省におけるSNG事業協力で合意 (15/06/26)
2015/7/6
中国【石炭】

 中海油気電集団と淮南鉱業集団は安徽省におけるLNG産業協力で合意した。両社は蕪湖に共同出資公司を設けて、LNG関連事業の投資、建設及び運営を行う。事業には天然ガスインフラの建設、天然ガスの開発やSNG(代替天然ガス)事業も含まれる。

 合意文書によると、両社は蕪湖LNGターミナルを中心にフル産業チェーンの協力を展開し、LNG産業チェーンを長江上流及び下流にも延伸する。

 石炭化学工業、とりわけSNGは中国海洋石油(CNOOC)の「上陸戦略」への転換に向けた重要な事業に当たり、そのため、CNOOCは第12次5ヵ年規画期に石炭系クリーン・エネルギー「北線計画」事業の開発と建設を計画している。石炭系クリーン・エネルギー「北線計画」事業は山西省大同低変質瀝青炭クリーン利用実証事業、年産40億Nm3オルドスSNG事業、内蒙古西部SNG輸送パイプライン事業から構成される。

 安徽省は東部地区としては珍しくSNG事業が部署されており、国能宿州20億m3、国投新集40億m3、京皖安慶40億m3など複数のSNG事業が計画されている。総生産能力は100億m3に達する。

 安徽省の2014年の新規確認石炭資源量は46億トンで全国第6位。一方、安徽省は天然ガス市場の成長が最も急速であり、その成長ポテンシャルもが最も大きい省になる。2014年の天然ガス消費量は2010年の2倍になり、今年1〜5月の天然ガス消費量は前年同期比13%増加した。

 安徽省第12次5ヵ年規画によると、2015年には安徽省の全ての市と県に天然ガスを広げ、消費量は年50億m3になる。また、大型LNG備蓄ステーションの建設も計画しており、天然ガス分散型エネルギーを試験的に推進する。

 (中国煤炭資源網 6月26日)