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【エネルギー全般・政治経済】

新疆で国家エネルギー総合改革実験を推進へ (15/07/07)
2015/7/13
中国【エネルギー全般・政治経済】

 新疆自治区発展改革委員会によると、国家能源局法制体制司の梁昌新司長一行は先日、新疆においてエネルギー総合改革の調査研究を展開し、新疆はシルクロード経済ベルト核心区にして「3基地1ルート」(大型石油・天然ガス生産化工備蓄基地、大型石炭・石炭火力発電・石炭化学工業基地、大型風力発電基地および国家エネルギー資源大型陸上ルート)総合エネルギー基地であると指摘し、国家能源局は新疆エネルギー改革を高度に重視し、新疆において中国初になるエネルギー総合改革の研究を展開すると表明した。

 梁司長は次のように表明した。国家能源局は新疆の現状に立脚し、新疆のエネルギーの特性、エネルギー開発の現状や全国のエネルギー戦略における位置づけ等を総合的に勘案して、総合的な体制と仕組みを革新する見地から、新疆エネルギー改革を検討、推進する。エネルギー総合体制改革は、市場化を指針として堅持し、資源配置における市場の決定的な作用を十分発揮させる必要がある。同時に政府の作用も発揮させ、市場システムの適正な建設、要素市場の建設や市場主体の育成等の対策も適正に進める。国内と国外の2つの市場、2つの資源をうまく活用する。さらに積極かつ穏健に、現地の状況に応じて新疆の電力、石油・天然ガス、石炭、エネルギー管理体制、エネルギー企業といった側面で改革を推進し、新疆のエネルギー・資源開発の恩恵が最大限に現地に及ぶようにしなければならない。国家能源局は十分な調査研究を行ない、幅広く意見を聴取した上で、研究成果を活用して、改革実験を推進する関連政策文書を策定する。

 (中国能源網 7月7日)