中国煤炭工業協会主催の2015年夏季全国石炭交易会と第6回東北アジア石炭交易会が7月23〜24日に大連市で開催される。今回の交易会は透明度と効率をさらに高めるとともに、全国石炭交易市場システムの新たな進展を示し、新しい交易モデルを模索するものになる。主催企業の一つである中国煤炭輸送販売協会の董躍鷹事務局長によると、今回の交易会は「新常態のイノベーションとブレークスルー」をテーマに、石炭交易市場システムの健全な発展と石炭交易の透明度と効率の向上を進めることを目的とする。組織的な交易を通して、新たな理念を導入し、新技術を広げ、新モデルを模索して、石炭の生産・流通・消費企業にサービスを提供する。

　石炭市場の供給過剰という環境の下で、石炭交易もイノベーションを必要としている。中国煤炭工業協会の姜智敏副会長によると、今回の交易会には2つの大きな観点がある。第1に、「インターネット＋」を背景とする石炭サプライチェーンのイノベーションと新しい交易モデルの模索である。第2に、石炭価格指数の完備と市場行為の誘導である。

　今回の交易会の会期中に高層フォーラムが開催され、マクロ経済情勢と石炭産業の状況について分析が進められる。また、戦略円卓会議が開かれ、石炭企業のビジネスモデルのイノベーションが模索されるとともに、交易モデルのイノベーションの成果が示されることになる。

　（新華網 7月9日）