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中国
【省エネ・環境】

上海のGDP単位当たりエネルギー消費量は香港の3.86倍 (08/01/23)
2008/1/23
中国【省エネ・環境】

 上海社会科学院による「上海資源環境報告(2008)」が昨日発表され、上海のGDP単位当たりエネルギー消費は依然として高すぎる傾向にあり、他の国際大都市には全く及ばないことが分かった。

 同報告書によると、2005年の上海のGDP1万ドル当たりのエネルギー消費は4.98toe(石油換算トン)であった。中国全体の6.89toeの72.28%に当たるが、しかし、他の国際大都市と比べると、上海のGDP1万ドル当たりのエネルギー消費の高さは際立っている。例えば、香港のGDP1万ドル当たりのエネルギー消費は1.29toeなので、上海は香港の3.86倍に当たる。また、シンガポールに比べると1.21倍、台湾に比べると1.61倍になる。

 エネルギー消費総量の点から見ても、上海と他の国際大都市との格差は大きい。2000〜2005年の第10次5ヵ年計画期において上海のエネルギー消費の伸びは7.97%に達したが、一方、同時期の韓国のエネルギー消費の伸びは3.28%、台湾は3.27%であり、上海のエネルギー消費の伸びは韓国及び台湾の2倍余りとなった。

 上海科学院の胡建一副研究員によると、上海と韓国、台湾の産業構造及びエネルギー消費構造は似通っているので、上海が短期的に韓国と台湾に追いつくことさえ出来れば、エネルギー経済効率は大幅に向上するだろう。

 (環球能源網 1月23日)