李克強首相は7月14日、中南海で南アフリカのラマポーザ副大統領と会見した。

　李首相は次のように表明した。中国と南アフリカはともに発展途上の大国であり、中国は南アフリカと政治的信頼を強化し、互恵的協力を深め、国際事務及び地域事務をめぐって密接に協力し、アフリカ諸国とともに南南協力の模範を打ち立て、世界平和を共同で維持し、地域の発展を促進するよう願っている。中国と南アフリカは経済的補完性が強く、協力の展望が広がっている。南アフリカは工業化の推進とインフラ建設に力を入れているところであり、中国には技術が先進的でコストパーフォーマンスの高い鉄鋼、建材、日用消費品等の生産ラインがあり、南アフリカと生産能力をめぐる協力や技術交流、人材訓練などを展開するよう願っている。原子力発電等の分野では前向きに第三者協力を展開し、港湾、近海石油・天然ガス開発、水産養殖等の海洋経済でも協力を進めたい。

　一方、ラマポーザ副大統領は、工業化や経済特区建設等の面で中国の経験を参考にし、生産能力、海洋経済、エネルギー等に重点を置いて両国間の協力を推進して、南アフリカの産業能力を向上させたいと表明し、中国の南アフリカへの投資拡大を歓迎するとした。

　（中国政府ウェブサイト 7月15日）