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【石炭】

華中地区初のSNG事業が進展 (15/07/23)
2015/7/29
中国【石炭】

 総投資額約300億元、年産40億m3の安徽淮南SNG(代替天然ガス)プロジェクトは2期に分けて建設が進められ、第1期は投資額150億元、SNG年産22億m3になる。石炭化学工業基地の立地先の選定はほぼ決まり、FSは7月に完成する。現在、環境影響評価、安全性評価、エネルギー評価や、給水、電力供給、鉄道輸送、専用埠頭等のプレスタディが進められているところである。

 同事業は皖能集団、上海華誼及び国投新集の共同出資により建設される。7月中に事業公司の登記を完了し、2016年4月に着工する計画である。

 2014年4月、安徽淮南SNG実証事業は華中地区のSNG事業としては初めて国家発展改革委員会からプレスタディの展開を承認された。

 同事業は安徽省淮南市鳳台県楊村郷に年産22億m3のSNGプラントを建設する。国投新集と安徽省能源集団が共同で開発と建設を進める石炭ガス一体化建設事業の一部になる。

 石炭ガス一体化建設事業は安徽省の第12次5ヵ年規画期における最大の投資事業であり、年間1,200万トンの原炭をガスに転化し、西気東輸パイプラインによって江蘇省や浙江省に送る。国投新集楊村炭鉱は2012年に認可され、生産能力は年500万トンに上る。

 アナリストによると、同事業の立地は西北地区の同種の事業に比べると末端消費市場に近く、パイプライン建設の支出を節約する上で有利である。

 (中国能源網 7月23日)