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【石炭】

大唐発電が石炭化学事業の分離を検討 (15/08/13)
2015/8/17
中国【石炭】

 大唐発電の火力発電事業は石炭価格下落のおかげで収益能力が突出している。2014年は経済成長の鈍化を受けて、発電量、売電量及び設備利用時間数はいずれも下がったが、石炭価格の下落によって燃料コストが大幅に下がり、大唐発電の電力事業は増益になった。

 一方、2014年の大唐発電の石炭化学事業は製品価格の低迷と、生産量が経済性を備える規模に達しなかった影響で、大きな赤字を計上し、同社の業績の足を引っ張った。大唐発電は2014年7月、国新公司との間で石炭化学事の再編で枠組み合意に達した。大唐発電は今後、石炭化学工業やSNG(石炭由来代替天然ガス)など収益能力の低い事業を分離し、本業の電力事業に立ち返ることになる。収益能力のさらなる増強が期待される。

 (中国能源網 8月13日)