ロシア《コメルサント》紙の報道によると、ロシア最大の独立系天然ガス生産企業ノヴァテクは、発足から間もない中国シルクロード基金との間で「ヤマルLNG」事業の株式の9.9%を中国側へ売却することで合意した。今回の合意により、ノヴァテクは9億ドルの資金を獲得すると見られる。 「ヤマルLNG」事業は2017年に生産を開始する計画であり、2021年に生産ピークに達する見通し。同事業は、ノヴァテクが60%、フランスのトタルと中国石油天然ガス集団(CNPC)が各20%の株式を有し、予想投資額は280億ドルに上る。消息筋によると、新たな中国資本の参入により、中国側の複数の銀行が同事業への融資の面で重要な役割を果たすことになる。 《コメルサント》紙によると、米国からの制裁を受けて、ノヴァテクは「ヤマルLNG」事業の資金調達で挫折の憂き目に遭っている。こうした中、中国の銀行も主要な資金調達源になった。中国の基金が資本参加するとの情報について、フランスのトタル関係筋は、中国側が事業の持ち株を増やすことには反対しないとし、現在最も重要なことはノヴァテクの財務負担を減らすことであると述べた。 (中国日報網 8月27日)
ロシア《コメルサント》紙の報道によると、ロシア最大の独立系天然ガス生産企業ノヴァテクは、発足から間もない中国シルクロード基金との間で「ヤマルLNG」事業の株式の9.9%を中国側へ売却することで合意した。今回の合意により、ノヴァテクは9億ドルの資金を獲得すると見られる。
「ヤマルLNG」事業は2017年に生産を開始する計画であり、2021年に生産ピークに達する見通し。同事業は、ノヴァテクが60%、フランスのトタルと中国石油天然ガス集団(CNPC)が各20%の株式を有し、予想投資額は280億ドルに上る。消息筋によると、新たな中国資本の参入により、中国側の複数の銀行が同事業への融資の面で重要な役割を果たすことになる。
《コメルサント》紙によると、米国からの制裁を受けて、ノヴァテクは「ヤマルLNG」事業の資金調達で挫折の憂き目に遭っている。こうした中、中国の銀行も主要な資金調達源になった。中国の基金が資本参加するとの情報について、フランスのトタル関係筋は、中国側が事業の持ち株を増やすことには反対しないとし、現在最も重要なことはノヴァテクの財務負担を減らすことであると述べた。
(中国日報網 8月27日)