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【新エネルギー】

林業局『中国林業と生態建設状況』 林業とバイオマスエネルギーの一体化を唱導 (08/01/25)
2008/1/28
中国【新エネルギー】

 国家林業局は22日、『中国林業と生態建設状況公報』を公布し、今後林業バイオマスエネルギーの発展に力を入れることを表明した。

 同『公報』によると、林業バイオマスエネルギーの今後の発展のあり方は、油脂、セルロースや非食用の果実、デンプンを多く含むバイオマス材料を、様々なエネルギー製品やバイオ由来製品に転換することになる。バイオディーゼル、バイオエタノール、バイオブリケット、ガス燃料、直接燃焼による発電やバイオプラスチックなどがある。

 中国の灌木林、薪炭林、林業余剰物など林業バイオマスエネルギーに使用できる材料は年間3億トン、標準炭換算で約2億tceに上り、そのすべてが利用されたなら、化石エネルギーの消費を10分の1減らすことが出来る。例えば、ハリエンジュ、檸条、ヤナギハグミ(沙棘)、タマリクス等はバイオマス発電やバイオブリケットに使用することができる。また、中国の油料樹の生育面積は400万ヘクタール以上、種子の油分含有率が40%以上の植物は154種に上り、大規模栽培の可能な油料樹はオウレンボク、タイワンアブラギリ、コウヒジュ、ブンカンカなど10種類になる。中でもタイワンアブラギリは2〜3年で実を結び、30〜50年にわたって結実する。平均含油率は約40%、果実生産量は5年毎に1ムー当たり200kgに達し、バイオディーゼル60kgの生産が可能。

 国家林業局は林業バイオエネルギー指導小組及び同弁公室を発足させ、エネルギー林の大規模栽培を第11次5ヵ年林業発展規画に盛り込み、また、『全国エネルギー林建設計画』『林業バイオディーゼル原料林基地第11次5ヵ年規画建設計画案』を策定して、原料の栽培、加工・生産から販売・利用に到る「林油一体化」「林電一体化」モデルを次第に確立しつつある。国家林業局は、CNPC、中粮集団、国家電網公司等と協力を展開しており、2007年には雲南、四川、湖南、安徽、河北、内蒙古、陝西等に油料エネルギー林基地100万ムーを共同で建設した。林業バイオディーゼル精製業も推進している。なお、国家電網傘下の国能生物発電公司は山東省に木質を主原料とするバイオ発電所を完成させるとともに、黒龍江、内蒙古でも木質発電所の建設に着手している。

 (環球能源網 1月25日)