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中国
【石炭】

上半期における中国の炭鉱生産能力の変動 (15/09/28)
2015/10/5
中国【石炭】

 国家能源局の《炭鉱生産能力登記並びに公告制度に関する通達》及び国家発展改革委員会・国家能源局・国家煤鉱安全監察局の《炭鉱の能力超過生産の規制と企業の生産活動の規範化に関する通達》の要請に従って、国家能源局は9月21日、《全国炭鉱生産能力の変動状況に関する公告》を発表した。

 この公告は2015年6月末時点の全国の炭鉱生産能力の変動について示したものであり、うち初回公告炭鉱が272ヵ所、生産能力調整炭鉱が62ヵ所、撤廃公告炭鉱が315ヵ所、改名炭鉱が4ヵ所になる。

 全国炭鉱生産能力変動状況表を見ると、撤廃を公告された炭鉱の生産能力の大きさでは、陝西省、山西省、内蒙古自治区、新疆自治区、山東省、河南省、甘粛省、貴州省、四川省の順になる。これら省・自治区・市の撤廃公告炭鉱の生産能力はいずれも500万トン以上であり、うち上位4省・自治区の生産能力はそれぞれ1,000万トン以上になる。特に陝西省と山西省は1億トン以上であり、陝西は1億3,300万トン、山西は1億1,705万トンに上る。

 炭鉱数で見ると、撤廃公告炭鉱の生産能力が相対的に集中しているのが陝西省で、合計28ヵ所の撤廃公告炭鉱の中で生産能力1,000万トン以上が7ヵ所、いずれも生産能力調整炭鉱である。山西省の撤廃公告炭鉱は67ヵ所、うち生産能力90万トン以上が22ヵ所、1,000万トン以上が2ヵ所であった。

 撤廃公告炭鉱の数が最も多かったのが湖南省で97ヵ所、全て小型炭鉱で、6万トンが多く、生産能力は合計565万トンになる。次が重慶市の91ヵ所で全て小型炭鉱、生産能力は544万トン。新疆は合計32ヵ所、生産能力は292万トン。

 能源局は炭鉱に対し、国の関連法規や標準、技術規格を厳正に遵守して、安全生産を保障するよう求めており、生産能力を超過する生産を禁止している。炭鉱生産能力に変動があった場合、各省クラス政府の石炭産業所管部門は直ちに登記を変更するとともに炭鉱生産能力変動状況を国家能源局に報告し、改めて公告しなければならない。

 (中国能源網 9月28日)