国際エネルギー研究機関が最近発表したレポートによると、輸入原油使用権を取得した中国の民営製油企業は7社であり、うち4社は原油輸入権も取得した。このことは、長年国有石油企業が独占してきた中国の原油輸入が徐々に民間企業にも開放されつつあることを示している。

　レポートによると、輸入原油使用権と原油の非国営貿易輸入資格を取得している企業は東明石化集団公司、盤錦北方瀝青燃料有限公司、山東墾利石化有限責任公司、利津石油化工廠有限公司の4社であり、年間輸入枠は、東明石化750万トン、盤錦北方700万トン、山東墾利252万トン、利津石油化工廠350万トンになる。また、宝塔石化集団有限公司、亜通石化有限公司、中化弘潤石油化工有限公司が輸入原油使用権を取得しており、年間枠は、宝塔石化616万トン、亜通石化276万トン、中化弘潤530万トンになる。その他にも、山東京博石油化工有限公司と山東寿光魯清石化有限公司が輸入原油使用権を申請しており、目下結果待ちである。

　地方製油所が原油非国営貿易輸入資格を認められると、独自に原油を輸入する割当枠は承認された原油非国営貿易輸入許可量によって決まる。現在、地方製油所が取得した原油非国営貿易輸入許可量と承認された輸入原油使用権の枠はいずれも一致している。

　（中国新聞網 9月28日）