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中国
【石炭】

吉林省琿春が中露朝国境に跨る新たな石炭輸送ルートを構築 (15/10/14)
2015/10/16
中国【石炭】

 吉林省琿春は中国とロシア、中国と北朝鮮を結ぶ国境口岸(通商口)の一つであり、中国東北地区から陸路で日本海に入る重要ルートである。また、ロシア極東地区並びに北朝鮮の羅先自由貿易区等と中国を結ぶ重要ルートであり、さらに中国の高速鉄道網が伸びる最東端でもある。

 吉林新聞網の報道によると、ロシアからの原油とLPG輸入量の上昇に伴い、琿春は中露間の新たな国際エネルギー輸送ルートになりつつある。

 琿春市口岸管理弁公室の方丹副主任の説明によると、2013年8月に琿春鉄道口岸の運営が平常に戻って以来、石炭輸送量は2013年の1,100トンから2014年には62万トンに増加し、2015年1〜8月はすでに57万トンに達している。琿春鉄道口岸の輸送能力は現在300万トン/年であるが、2016年には600万トン/年に達する見通しである。「現在、ロシアから輸入しているのは鉄精粉、石炭、板材だ。今年10月にはロシアから原木も輸入する」と方丹副主任は述べた。

 また、琿春市経済技術協力局の苗発勝局長は取材に対し、「複数の東北アジア諸国との間で相互連結を推進すべく、目下琿春を経由してロシアのウラジオストックに到る高速道路と高速鉄道プロジェクトの計画を前向きに進めている」と述べた。

 (中国能源網 10月14日)