税関総署が発表した最新統計によると、9月期の中国の一般炭（瀝青炭と亜瀝青炭。褐炭は含まず）輸入量は692.81万トン、前年同月比25.91%下がり、前月比では3.72%下がった。

　この4ヵ月、一般炭輸入量は対前月比でプラスが続いていたが、9月にはマイナスに転じ、前月比26.78万トンの減少になった。また、前年同月比では7ヵ月連続のマイナスになり、9月の輸入量は前年同月に比べ242.24万トン減少した。天候が涼しくなって、下流の需要が7〜8月に比べやや減少したことが原因である。加えて、国内石炭価格の下落が続き、輸入炭市況は依然軟調である。

　9月期のオーストラリアからの一般炭輸入は381.65万トン、前年同月比27.84％減になり、前月比では2.8％増になった。インドネシアからの一般炭輸入は225.84万トン、前年同月比19.73％減になり、前月比では5.21％減になった。

　9月期のロシアからの一般輸入は74.87万トン、前年同月比0.27％増、前月比22.13％減。

　1〜9月期の中国の一般輸入は合計6,359.82万トン、前年同期比38.91％減少した。輸入先別では、オーストラリアが3,389.45万トン、25.78％減、インドネシアが2,093.27万トン、41.38%％減、ロシアが746.97万トン、33.96％減。

　9月期の褐炭総輸入量は462.99万トン、前年同月比3.74％減になり、前月比では15.67％増になった。

　1〜9月期の中国の褐炭輸入量は3,732.88万トン、前年同期比26.07%減、うちインドネシアからの輸入は3,513.79万万トンで前年同期比25.6％減になった。

　（中国煤炭資源網 10月27日）