中煤能源の最新公告によると、1〜9月の中煤能源の上場公司株主に帰属する准赤字額は16.66億元に達した。昨年同期は6.59億元の純益であったので、前年同期比352.8％の減益になる。

　中煤能源は公告の中で、純益の大幅な減少は石炭価格の大幅な下落が原因であると分析している。中煤能源の一般炭と原料炭の販売価格は昨年同期に比べ2割近く下がっている。

　1〜9月の中煤能源の商品炭生産量は7,159万トン、前年同期比18.1％下がり、うち一般炭生産量は6,496万トン、21.7％下がった。原料炭生産量は633万トン、前年同期比50％増になった。

　1〜9月の中煤能源の商品炭販売量は1億118万トン、前年同期比12％減、自社生産の石炭販売量は7,158万トン、11.6％減。
　
　1〜9月の中煤能源の一般炭販売量は6,521万トン、前年同期比14.7％減、平均販売価格は289元/トン、前年同期比19％の下落になった。原料炭販売量は637万トン、前年同期比39.4％増になったが、平均販売価格は451元/トンで、前年同期に比べ12.5％下がった。

　2015年はマクロ経済成長の鈍化、石炭産業の生産能力過剰や石炭需要不足等の影響により、石炭価格の大幅下落が続き、そのため中煤能源の2015年の収支は赤字になると予想される。　

　(中華商務網 10月29日)