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【第13次5ヵ年規画】 石炭が重点中の重点に (15/10/30)
2015/11/6
中国【石炭】

 10月26日に開かれた中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議では第13次5ヵ年規画が焦点に一つになった。中でもエネルギー第13次5ヵ年規画はそのハイライトであり、特に石炭はエネルギー第13次5ヵ年規画における重点中の重点になる。エネルギー第13次5ヵ年規画は、エネルギー消費総量の規制、エネルギー配置の最適化、石炭のクリーンで効率的な利用、クリーン・エネルギーの発展などが主な焦点になる。

 エネルギー消費総量規制の面では、第13次5ヵ年規画期に石炭消費のシェアを現在の66%から60%以下に引き下げることになる。エネルギー配置の最適化の面では、西部石炭エネルギー基地と洋上新エネルギー事業の発展に力を入れ、東部地区のエネルギーの発展は制限する。石炭のクリーンで効率的な利用の面では、第1に選炭及び灰分・硫黄分の低減によって石炭の品質を高める。第2に技術の改修と高度化によって石炭火力発電所のゼロエミッションを基本的に実現し、天然ガス発電所並みの排出基準を満たすようにする。

 全体的に見て、石炭消費総量の規制、エネルギー配置の最適化、石炭のクリーンで効率的な利用の発展といった措置は当面の省エネ・排出削減や大気汚染防止対策という大きな背景に下で打ち出されたものであり、中国のエネルギー経済の転換や石炭供給過剰局面の緩和、東部地区の大気汚染問題の改善や環境の質的向上に対してもポジティブな作用を発揮するだろう。

 (新浪財経 10月30日)