中国煤炭輸送販売協会は統計を発表し、第1〜第3四半期の国内石炭市況の主要特徴について分析した。

　統計によると、1〜9月の全国石炭生産量は27.19億、前年同期より1.32億トン、4.62％減少した。うち国有重点炭鉱の石炭生産量は13.86億トンで、前年同期より1億トン、6.8％下がった。

　第1〜第3四半期全国石炭販売量は25.86億トン、前年同期より1.53億トン、5.57％減少した。うち国有重点炭鉱の販売量は1.44億トン、前年同期より1,590万トン、9.9％減少した。

　1〜9月の全国鉄道石炭輸送量は15億312万トンで、前年同期より2億1,427万トン、12.5％減少した。発電用石炭の全国鉄道輸送量は10億2,908万トン、前年同期より1億4,369万トン、12.3％減少した。

　9月末時点の全国重点発電所の発電用石炭在庫量は6,919万トンで、前月に比べ360万トン、5.49％増加した。発電用石炭の1日当たり平均消費量は269万トンで、前月に比べ58万トン、17.74％減になった。発電用石炭の使用可能日数は25日で、前月に比べ5日増えた。9月末の石炭企業の在庫は1.08億トン、前年同期に比べ1,783万トン、19.8%増加し、前月比では横ばい、年初比では2,143万トン、24.8％増になった。9月末の全国主要石炭輸送港湾の石炭在庫は3,527万トン、前年同期に比べ768万トン、7.9％減少し、前月比では63万トン、1.8％増加した。

　税関総署の最新統計によると、1〜9月の石炭輸入量は1億5,636万トン、前年同期に比べ6,647万トン、29.83％減少した。輸入額は96億2,751.8万ドルで、前年同期に比べ44.5％下がった。1〜9月の石炭輸出量は402万トンで、前年同期より34.48万トン、7.89％減少し、輸出額は3億9,459.7万ドルで、前年同期に比べ27％下がった。

　第1〜第3四半期の全国固定資産投資は39.5兆元、前年同期比10.3％増になったが、伸び率は1〜8月に比べ0.6ポイント下がった。採炭・選炭業の固定資産投資は引き続き低下し、第1〜第3四半期の累計投資額は2,972億元、前年同期比16.5％減になり、減少率は1〜8月に比べ2ポイント上昇した。うち民間投資は1,667億元、前年同期比16.8％減になった。

　（中国能源網 11月2日）