中国とサウジアラビアの代表がリヤドにおいて石油技術協力協定に調印した。両国は石油化学分野でノウハウの交流と協力を強化する。石油化学製品の品質を向上させ、製品の世代交代を促進し、石油精製と化学工業の一体化プロセスを加速させることが趣旨になる。

　「2015年サウジアラビア−中国石油化学フォーラム」開幕式において、キングアブドゥルアジズ科学技術都市(KACST)議長は、中国とサウジアラビアは石油技術移転センターを設けて、これを石油化学分野の協力の主要プラットフォームとすると表明した。また、多くの中国企業はサウジアラビアのSABIC (Saudi Arabia Basic Industries Corporation)社と石油化学事業をめぐって協力を展開している。

　サウジアラビアは世界最大の原油輸出国であるが、近年は石油への過度の依存から脱却して経済を多元化するよう促進している。サウジ政府はすでの9ヵ所の石油化学コンビナートを建設し、精製量は800万BDに達している。サウジアラビアは石油化学の水準を高め、世界最大の石油化学国になることを図っている。

　（環球網 10月30日）