これまで10年以上増産を続けてきた中国石油化工(SINOPEC)が2016年の製油目標を据え置く可能性がある。需要の萎縮によって競争が激化しているからである。

　消息筋によると、アジア最大の製油企業であるSINOPECは傘下の製油所に対し、目標を引き上げることはないと通告した。　

　SINOPECは2015年3月に今年の製油目標を2.43億トンとし、伸び率を3％にすると表明していた。SINOPECは2005年以降毎年製油生産量を拡大してきた。

　SINOPECの第3四半期業績報告によると、2015年1〜9月の製油量は1億7,830万トンで、1.4％の増加に止まった。　

　（新浪財経 11月5日）