中核集団によると、トルコ時間11月15日、G20首脳サミット会期中に、中核集団とアルゼンチン原子力発電公社がアルゼンチン重水炉原子力発電所の商務契約と加圧水型炉の枠組契約に調印した。これにより、中核集団とアルゼンチン原子力発電公社は共同でアルゼンチン第4及び第5原子炉の建設を進めることになる。「華龍一号」原子力発電技術がアルゼンチンに根を下ろす見込みである。

　今回の契約は中核集団が国家「一帯一路」戦略と原子力発電の「走出去」（対外進出）戦略を貫徹、実施する上で重要な成果になる。中核集団は海上シルクロードの起点である福建省福清に国内初の「華龍一号」実証事業に着工するとともに「一帯一路」国において海外「華龍一号」事業に着工した。そして、今回、中核は「華龍一号」技術を携えてラテンアメリカの競争の激しい原子力発電市場に打って出た。

　専門家によると、アルゼンチン原子力発電事業契約によって、中国の原子力発電設備の輸出に300億元の波及効果が生じる。また、中国とアルゼンチンの生産能力をめぐる協力が深まり、両国の全面的戦略パートナーシップに「原子力」が注入されることになる。

　（人民網 11月16日）