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中国
【石油・天然ガス】

BPが中国での製油事業と深海開発事業を模索 (08/01/30)
2008/1/30
中国【石油・天然ガス】

BPは今後、中国において製油事業に重点を置く。BP中国CEOのGary William Dirks氏が「第一財経日報」のインタビューに応じた際に表明した。

 BPはすでに中国で45億ドルの投資を行っているが、特に中国石油化工(SINOPEC)との関係が密接である。BPはSINOPECと、上海の賽科100万トンエチレン事業や浙江省のサービスステーション合弁経営を手がけており、さらにアンゴラの油田共同開発もある。そのため、BPが中国で製油事業に乗り出すことになれば、SINOPECと提携する公算が大きいと見られている。

 BPの他の高級幹部によると、BP中国は深海開発事業にも関心を示している。現在、BPは崖城13-1ガス田の株主であり、同事業の持ち株比率は、中国海洋石油が51%、BPが34.3%、クウェート石油インターナショナル(KPI)が14.7%になるが、BPは中国企業と深海開発事業で提携することを模索している。

 BP、エクソンモービル、シェル等の世界10大石油メジャーは2003〜2007年の深海石油・天然ガス生産のうち73%を占めた。BPは2012年までに同社の油田開発事業の半分を深度2500m〜3000m以上の深海開発事業にすると見込んでいる。

 BPは長江デルタではすでに同社の対中投資額の約3分の1に当たる15億ドルを投入している。しかし、Gary William Dirks氏は、それでも対中投資は多いとは言えず、その2〜3倍に増やしたいとの希望を明らかにした。

 (第一財経日報 1月30日)