1月25日に行われた対露鋼管材輸出自主規制に関する中露間の協議は具体的な成果を出すことが出来なかった。ロシア側代表であるロシア鋼管材工業開発基金は、協議失敗の原因は中国側の準備不足と建設的立場の欠如であるとし、同基金のジエイネコ会長は、「中国側は交渉準備が不足していた。代表団は全く新しい顔ぶれであり、実際に討論に加わったのは今回が初めて。その上、前回の合意を理解していなかった」と述べた。 協議終了後、双方は議定書に調印し、中国側は鋼管材の輸入を増やすことに同意した。また、議定書は昨年合意が成立していた「事前通報制度」が未だに実施されていないことにも触れていた。双方は今年4月末、北京で引き続き協議することを決定した。 昨年8月、中国商務部は対露鋼管材輸出に対して一連の制限措置を取ると表明していたが、ロシア鋼管材工業開発基金のデータによると、中国からロシアへの鋼管材輸出の急増傾向は相変わらずであり、2007年1〜11月の中国からロシアへの鋼管材輸出量は前年同期の6.7倍に当たる21.5万トンに達した。 ロシア側は中国が対露鋼管材輸出量を旧来の平均値である年間約5万トンに制限するよう提案している。 (商務部ウェブサイト 1月30日)
1月25日に行われた対露鋼管材輸出自主規制に関する中露間の協議は具体的な成果を出すことが出来なかった。ロシア側代表であるロシア鋼管材工業開発基金は、協議失敗の原因は中国側の準備不足と建設的立場の欠如であるとし、同基金のジエイネコ会長は、「中国側は交渉準備が不足していた。代表団は全く新しい顔ぶれであり、実際に討論に加わったのは今回が初めて。その上、前回の合意を理解していなかった」と述べた。
協議終了後、双方は議定書に調印し、中国側は鋼管材の輸入を増やすことに同意した。また、議定書は昨年合意が成立していた「事前通報制度」が未だに実施されていないことにも触れていた。双方は今年4月末、北京で引き続き協議することを決定した。
昨年8月、中国商務部は対露鋼管材輸出に対して一連の制限措置を取ると表明していたが、ロシア鋼管材工業開発基金のデータによると、中国からロシアへの鋼管材輸出の急増傾向は相変わらずであり、2007年1〜11月の中国からロシアへの鋼管材輸出量は前年同期の6.7倍に当たる21.5万トンに達した。
ロシア側は中国が対露鋼管材輸出量を旧来の平均値である年間約5万トンに制限するよう提案している。
(商務部ウェブサイト 1月30日)