11月24日、江蘇省と新疆自治区はウルムチで「蘇新能源和豊SNG事業」工作推進会議を開いた。

　同事業は、江蘇省と新疆自治区がそれぞれの優位を相互補完する形で実施するクリーン・エネルギー戦略協力事業であるとともに、新疆自治区に対する江蘇省の産業支援任務の一環でもある。

　江蘇省と新疆自治区が締結したクリーン・エネルギー戦略協定よると、江蘇省は新疆に1,800億元を投資して2020年までに年産260億m3のSNG（石炭由来代替天然ガス）事業を建設するとともに、1.3億トンの石炭生産能力を構築し、SNG以外の石炭系エネルギー事業も建設する。第1期の江蘇省の年産40億m3のSNG事業と年産1,690万トンの付帯炭鉱建設事業は2018年までに完成、稼動させる計画である。

　6月26日、蘇新能源と中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)天然気分公司は40億m3/年のSNG売買契約に調印していた。Sinopec天然気分公司は蘇新事業が生産するSNGを全量買い取ることになる。2019年の年間買取量は約10億m3になり、その後は年間40億m3に増やす。SNGは新疆・広東・浙江パイプラインによって中国国内に販売する。

　（中国煤炭資源網 11月30日）