中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)は12月3日、親会社の中国海洋石油総公司(CNOOC)がハスキー石油作業(中国）有限公司と南シナ海の鉱区をめぐって生産物分与契約に調印したと発表した。

　今回の契約対象である15/33鉱区は南シナ海珠江口盆地に位置し、鉱区の面積は155平方キロ、水深80〜100mになる。同鉱区はCNOOCが2014年に対外入札を執行した鉱区の一つである。生産物分与契約の規定に基づき、ハスキーは探査期間において15/33鉱区のオペレーターを担当し、探査作業を進める。探査費用はハスキーが100％負担する。開発段階に進むと、CNOOCは契約鉱区に参加する権利を有し、最大51％の権益を獲得する。なお、契約調印後は、CNOOCは契約に基づく権利並びに義務をCNOOC Ltd.所属の中海石油（中国）有限公司に譲渡する。

　ハスキーはカナダのアルバータ州に本社を置く総合エネルギー企業であり、トロントに上場している。香港の李嘉誠と長江和記実業有限公司がハスキーの株式を合わせて約70％保有している。

　（新華網 12月3日）