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中国
【石炭】

神華の石炭生産量と販売量がいずれも2年間で1億トン以上低下 (15/12/07)
2015/12/12
中国【石炭】

 神華集団によると、供給が需要を上回る石炭市況を背景に、神華集団は国の生産制限政策の要求を厳正に執行し、2014年から現在までの2年間で生産量を累計1億トン近く減らし、販売量を1.7億トン減らした。一方、神華はクリーン・エネルギー戦略を実施し、石炭産業のクリーン化に向けた転換とグレードアップを前向きに模索している。

 この2年、神華集団は国の要求を厳正に実行し、能動的に生産量と販売量の削減を進め、生産用エネルギー消費が高い、炭質が環境保護に適さない、潜在リスクが高い、経営コストが高いなどの問題を抱える炭鉱を12ヵ所、生産能力にして940万トンを相次いで閉鎖した。また、一部の炭鉱については生産停止や生産制限措置を取り、傘下の石炭公司4社、約10ヵ所の炭鉱の生産能力を圧縮した。従来の計画や査定生産能力と比較すると、神華は2年間で累計1億トン近く減産したことになる。また、2014年の石炭販売量は前年比10.59%下がり、2015年は11月時点で前年同期比19.41%下がった。神華の販売量は2年間で合計1.7億トン以上減少したことになる。さらに神華集団は自社の炭種構造の最適化を進め、北京・天津・河北地区、長江デルタ地区、珠江デルタ地区へはクリーン・コールを重点的に供給し、電力、冶金、化学、建材産業向けに適正な高品質炭を供給している。

 (新華網 12月7日)