中国煤炭工業協会の王顕政会長は、第13次5ヵ年規画期の中国の石炭産業には、発展モデル、動力源、目標などの面で5つの大きな変化が現れると指摘し、総量規制、既存量の最適化、過剰の解消、収益向上といった考え方を中心にして石炭産業の持続可能な発展能力を高めるべきであると述べた。

　王会長は次のように表明した。第13次5ヵ年規画期の中国の石炭産業は5大変化を呈することになる。第1に発展段階は従来の持続的高成長期から需要減速期、生産能力過剰と在庫調整期、環境制約強化期、重点的構造調整期の「4期併存」の発展段階へと進む。第2に、発展モデルは数量・スピード・粗放型から品質・収益集約型に転換する。第3に、発展目標は生産能力拡大追求型や供給確保型から既存量の最適化、増量規制、過剰解消、老朽化生産能力の撤廃を主とする形になる。第4に、発展の動力源は資源消費、環境汚染や投資の大きい労働集約型成長から、資源消費と環境汚染が小さい人材・技術集約型、イノベーション駆動型へと転換する。第5に、発展に対する拘束、資源と環境面の制約が強まり、過剰生産能力の解消と構造調整推進の任務はますます厳しいものになる。

　（煤炭網 12月8日）