国家発展改革委員会は山東天弘化学有限公司など民営企業4社の輸入原油使用権を承認し、当該企業4社に対し輸入原油を年間合計1,445万トン使用することを許可した。専門家は、今回の措置は中国の石油・天然ガス改革が加速していることを示すものであるとしている。

　輸入原油の使用を許可された4社のそれぞれの条件に適合する製油プラント年間一次処理能力と輸入原油年間使用可能量は次の通り。

　山東天弘化学有限公司　製油プラント年間一次処理能力500万トン、輸入原油年間使用可能量440万トン

　山東寿光魯石化有限公司　製油プラント年間一次処理能力300万トン、輸入原油年間使用可能量258万トン

　山東京博石油化工有限公司　製油プラント年間一次処理能力350万トン、輸入原油年間使用可能量331万トン

　山東匯豊石化集団有限公司　製油プラント年間一次処理能力580万トン、輸入原油年間使用可能量416万トン

　なお、企業に対する輸入原油使用権の条件付開放は民営企業が原油輸入権を有することを意味するわけではない。地方製油所の輸入プロセスは中聯油、中聯化、中海油、中化集団、珠海振戎の5社の代理輸入によるものでなければならない。

　（経済日報 12月11日）