12月14〜18日、秦皇島〜瀋陽天然ガスパイプライン（秦瀋線）の竣工検収が中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)によって行われ、無事合格した。このパイプラインは中国東北地区で口径が最も大きく、圧力が最も高く、距離が最も長い天然ガスパイプラインになる。

　秦瀋線は中国の基幹天然ガスパイプライン網の重要な構成要素であり、東北天然ガスパイプライン網と華北天然ガスパイプライン網を連結する重要なルートに当たる。秦瀋線は永唐秦パイプライン（河北省廊防市永清県〜唐山〜秦皇島）によって第2西気東輸パイプラインと陝京天然ガスパイプラインに連結し、中央アジアと長慶天然ガス鉱区の天然ガスや海上から輸入するLNGを東北地区へと輸送する。東北地区の天然ガス供給の逼迫を緩和し、東北旧工業基地の振興や沿線のエネルギー構造の改善にとっても重要な意義を有している。

　秦瀋線は1本の幹線と3本の支線からなり、総延長461.7キロ、直径1016mm、圧力10MPa、年間輸送量90億m3になる。

　（中国石油新聞中心 12月28日）