12月30日、努爾・白克力(Nur Bekri)国家能源局長は次のように表明した。中国の在来型エネルギー産業は生産能力過剰の矛盾が激化し、石炭は長期的な生産能力過剰に直面するかもしれない。そのため、第13次5ヵ年規画期の中国のエネルギー発展はグリーンと低炭素に照準を合わせ、2016年中に石炭の老朽化生産能力6,000万トンの淘汰を目指し、また、向こう3年間は新規炭鉱建設事業の許認可を停止する。同時に沿海部の一群の原子力発電事業を穏当に推進し、風力発電の新規設備を2,000万kW以上、太陽光発電の新規設備を1,500万kW以上とする。

　中国経済の構造転換や大気汚染対策の影響で、中国国内の一般炭市況は著しく疲弊し、石炭価格は前年比30％近くもの大幅下落になった。石炭産業チェーン全体で過剰を来たしており、石炭業界は大幅な減益になり、多くの石炭企業が減給やリストラを行っている。

　（中国能源網 1月4日）