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中国
【石炭】

インドネシアが石炭輸出先の重点を中国からインドにシフト (16/01/07)
2016/1/11
中国【石炭】

 インドネシアエネルギー鉱産資源省(Ministry of Energy and Mineral Resources)は、2016年にインドネシアからインドへの石炭輸出が増加し、一方中国への輸出が低下するとの予測を示した。その理由は中国の経済成長の鈍化や低カロリー炭輸入規制にある。

 インドネシアエネルギー鉱産資源省石炭局のAdhi Wibowo局長は、中国とは対照的にインドの石炭需要が下がることはなく、また、インドはインドネシアの一般炭に高度に依存していると述べた。

 2015年1〜11月にインドネシアから中国への石炭輸出は前年同期比30%以上の減少になった。

 インドネシア石炭鉱業協会(Indonesian Coal Mining Association)のHendra Sinadia常務会長は、インドネシアは最早石炭輸出を中国市場に依存するわけには行かず、そのため、インドネシアの石炭産業は国内市場にシフトすべきであると表明した。特に2016年にはインドネシアの新規石炭火力発電所が稼動することになる。

 インドネシアの統計によると、2014年のインドネシア炭の最大輸出先は中国であり、次いでインドが第2位であった。2014年の中国への輸出は4,154万トン、インドへの輸出は3,748万トンであった。

 Wibowo氏によると、インドネシア炭の有望な輸出先として、インド以外ではフィリピン、パキスタン、マレーシアが挙げられる。

 2015年1〜11月のインドネシアの石炭輸出量は2.53億トン、前年同期比27.71%減になった。同期のインドネシアの石炭生産量は3.35億トン、前年同期比20%減。

 (中国煤炭資源網 1月7日)