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【エネルギー全般・政治経済】

エネルギーインターネット計画が近日公布 スマートグリッド専門事業も始動 (16/02/26)
2016/3/7
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家能源局省エネ・科技装備司が中心になって起草した《国家エネルギーインターネット行動計画》の最終版が間もなく公布される。複数の地区を選定して、技術、政策、ビジネスモデルなど様々な次元でイノベーション実験を進めることになる。この計画は業界関係者から、エネルギーインターネットのグランドデザインと見なされており、エネルギーインターネット元年の幕を開けるものになるだろう。

 《国家エネルギーインターネット行動計画》に関する詳細な情報は未だ入手できていないがが、科学技術部が先日通達した《国家重点研究開発計画・高性能コンピューター等の2016年度重点専門事業申請ガイドライン》における第1期10件の重点研究開発専門事業の中に「スマートグリッドの技術並びに設備」も含まれていることは注目に値する。

 関連文書によると、専門事業「スマートグリッドの技術並びに設備」は、再生可能エネルギー電力の系統連系、大型電力網のフレキシブルな相互連系、多元的なユーザー間インタラクティブ、複数のエネルギーの相互補完による分散型エネルギー供給並びにマイクログリッド、スマートグリッド基礎サポート技術の5つの技術革新の方向性について、23件の重点研究任務を配置している。専門事業の実施期間は2016〜20年の5年間になる。専門事業「スマートグリッドの技術並びに設備」のスマートグリッド基礎サポート技術には「エネルギーインターネットの計画・運営及び取引の基礎理論」も設けられている。

 (中国能源網 2月26日)