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【電力】

東北アジアの電力系統連系をめぐって協力覚書が調印 (16/04/01)
2016/4/1
アジア【電力】

 3月30日、中国国家電網公司、韓国電力公社、日本のソフトバンクグループ、ロシア・グリッド(ROSSETI)が北京で《東北アジア電力系統連系協力覚書》に調印した。グローバルエネルギーインターネットの建設が速やかに進んでいることが浮き彫りになった。 

 同日開かれたグローバルエネルギーインターネット大会からの情報によると、東北アジア電力系統連系はモンゴル、中国の東北並びに華北及びロシア極東地区の再生可能エネルギー基地を、中国の華北や日韓など負荷のセンターと結び、地域の再生可能エネルギーの大規模な開発と利用を実現するものである。 

 上掲の4ヵ国の電力需要はアジア地域全体の78%を占める。今回の大会に出席した専門家によると、東北アジア電力系統連系によって、国と地域の垣根を超えて大型電力グリッドの資源の最適化配置能力が十分に発揮され、地域の電力貿易やエネルギー協力が促進されるとともに、電力の低炭素発展の推進、スモッグなど環境問題への対応、地域の政治的安定に対しても効果を上げる。現在、中国国家電網公司は東北アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、中国−欧州等の系統連系プロジェクトを検討しているところである。 

 (中国能源網 4月1日)