1. HOME
  2. アジア 【新エネルギー】

アジア
【新エネルギー】

ベトナムは風力発電関連法を整備する必要がある(16/04/04)
2016/4/4
アジア【新エネルギー】

 3月31日(金)ホーチミン市で「風力発電投資ガイドライン」ワークショップが主催され、同国の風力発電に携わる関係者から小規模風力発電について、基準となる売電契約(SPPA)、事業投資とライセンスの認証期間の延長をベトナム電力公社(EVN)に対して求めた。このワークショップは、ドイツの国際協力公社(GIZ)とベトナム商工省のエネルギー局の共同主催で、ベトナムの風力発電を促進するために行われた。現時点の風力関連法制度では、小規模風力に対応するものがなく、事業者に小規模風力への投資リスクが高い。

 2011年Wind Atlasの推計によると、ベトナムの風力資源量はおよそ24GWに達している。第7次電源開発計画(Revised Power Development Plan VII)では、風力発電の導入について2020年に800 MW、2030年に6,000 MWという目標を設定している。現地点の風力発電設備導入実績は114 MWで、今後開発するポテンシャルを持っているが、小規模風力発電に関連する法整備を急ぐ必要がある。

(Viet Nam News 4月4日)